貿易収支で動く場合
貿易収支とは、海外と商品を取引することによって生じる収入と支出のことです。輸出が輸入を上回って貿易黒字が増えると円高になります。逆に、輸入が輸出を上回って貿易赤字が増えると、円安になります。
たとえば、トヨタはたくさんの車をアメリカに輸出しています。アメリカはトヨタから車を買うときに、その代金をドルで支払います。トヨタはドルを手に入れたことになります。
この手に入れたドルが儲けですよね。儲けたお金で、一生懸命働いた私たちサラリーマンのお給料が払われるわけです。
トヨタ
「今月もいっしょうけんめい働いてくれたね。ありがとう！今週のお給料だよ。」
管理人
「やった(ﾟ▽ﾟ*)これで肉が食える！！」
「あれ・・・？社長、お金はお金なんですけど、これドルなんだけど・・・日本で使えない(- -o)」
トヨタ
「だって、わが社はアメリカに車売ってるでしょ。アメリカからドルをもらうわけだから。その儲けたドルを君にあげたんだよ。」
私たちはドルをもらっても、日本では使いにくいのでこまります。そうです、トヨタはアメリカから手に入れたたくさんのドルを円に変えなければいけないのです。でないと社員の給料も払えません。
このとき、トヨタはドルを売って円を買います。このドルを売って円を買うという行動は円高・ドル安の原因になります。