外貨預金との違いは何でしょう？
トニーさんからの質問です。
ここでは、外貨預金と外国為替保証金取引を比較して、どちらがどれだけお得なのかをみなさんに感じてもらいたいと思います。 利口な投資家はどちらを選ぶか？
外貨預金ＶＳ外国為替保証金取引のゆくえは！？さぁ真剣勝負！！
・1本目
『1ドルあたり為替手数料は、それぞれいくらでしょう？』
外貨預金では約1円
外国為替保証金取引では約10銭
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外貨預金と比較すると、外国為替保証金取引業者では為替手数料はなんと10分の1。安いところだと、１ドルあたり、５銭ほどなので２０分の１です。私の取引している会社では3銭です。
1ドルで考えると、1円と5銭の差なんてあまりかんじないかもしれません。しかし1万ドルの取引だと大きく変わってきます。
銀行の手数料
1ドルあたりの1円の為替手数料がかかるので、1円×10000で10000円
1ドルあたりの為替手数料が5銭の外国為替保証金取引業者
0.05円×10000で500円
10000円ー500円で9500円
1万ドルの取引になると銀行では、10000円の手数料がかかり、外国為替保証金取引業者では500円の手数料になります。その差は9500円と大変大きなものです。
・２本目
『1万ドルの取引をするために必要な資金はいくらですか？』
外貨預金では100万円
外国為替保証金取引では10万円
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外国為替保証金取引では保証金の10〜15倍のお取引が可能。株取引で言うところの信用取引と同じです。手元資金が少なくても、効率のいい取引ができます。ただし初心者が保証金の10倍もするのはよくありません。保証金の10倍で取引をするということは、たくさん儲けることもありますが、大きなリスクをとることになるからです。多くても5倍程度でとどめておくことをおすすめします。ちなみに私は5倍程度です。
・3本目
『スプレッドはいくつですか？』
外貨預金では約2円
外国為替保証金取引では約4銭
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外貨預金と比較すると、外国為替保証金取引のスプレッドはなんと50分の1になります。今のレートが約120円とすると外貨預金では119.00−121.00になります。外国為替保証金取引だと119.98-120.02です。
もし銀行でアメリカドルを1万ドル買うとすると121×10000ドルで1210000円。つまり121万円かかります。
もし外国為替保証金取引業者で1万ドル買うとすると120.02×10000ドルで1200200円。つまり120万200円かかります。
その差は121万円ー120万200円で9800円です。同じ取引でも銀行で外貨預金をするか、それとも外国為替保証金取引業者で為替取引をするかで手数料が大きく変わってきます。
・4本目
『為替レートの更新頻度について教えてください。』
外貨預金では、だいたい1日1回から2回程度のレート更新があります。
外国為替保証金取引では、24時間世界の為替取引と同じ、リアルタイムのレートで表示されています。
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
為替レートは24時間動いています。もしみんなが予想していたものより経済指標の結果が良ければ、どんどんその通貨が上がっていきます。こんなとき
「この通貨を今買えば、儲けることができるのになぁ〜」
そんな経験ありませんか？外国為替保証金取引では、24時間リアルタイムのレートを提供しているので、チャンスを逃しません。
・5本目
『為替差益を得るチャンスはどんなときですか？』
外貨預金では、円安の方向に向かったときに為替差益を得ることができます。
外国為替保証金取引では、円安・円高どちらの方向に向かっても為替差益を得ることができます。
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外国為替保証金取引では、外貨の売りから取引を始めることが可能です。そのため、円安になったときでも、円高になったときでも為替差益を得ることが出来ます。
・6本目
『換金もしくは解約できますか？』
外貨預金では、原則として満期時だけです。もし途中で解約すると解約手数料がとられます。
外国為替保証金取引では、いつでもすきなときにできます。
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外国為替保証金取引では、24時間いつでも売買が可能です。予想通り、円安もしくは円高になり利益がでたら、その利益が出たタイミングでお取引できます。一方、外貨預金は換金日が決まっているため、たとえ利益がでたとしても途中で取引をやめることはできません。その時点でのレートによって損益が左右されます。もし大きな利益がでていても、テロなどの予期せぬ事件が起こったときは為替は大きく動きます。外貨預金だと解約することもできず、大きな損失につながる場合があります。
・7本目
『外貨預金と外国為替保証金取引では金利の面で何か違いはありますか？』
外貨預金では、満期日まで金利による利子がもらえません。よって1年間の定期預金だと、利子がもらえるのも1年後になります。
外国為替保証金取引では、金利による利子は、スワップポイントとして毎日計算されます。金利による利子がもらえるのは決済したときになります。利子の受取りに1年間も待たされることはありません。
この勝負・・・外国為替保証金取引の勝ち！！
ポイント
外国為替保証金取引では、毎日スワップポイントの受取・支払が発生します。高金利通貨を購入した場合、保有している期間だけしっかり金利相当分がもらえます。アメリカドルを3万ドル買っていると毎日約400円の利子がもらえます(2005年12月現在)毎日ちょっとしたおこづかいがもらえるのは、うれしいですよね！
・8本目
『外貨預金と外国為替保証金取引ではリスクの面で何か違いはありますか？』
外貨預金では、為替によるリスクがあります。もし円高になれば思わぬ損失につながります。
外国為替保証金取引では、為替リスクと運用リスクがあります。外国為替保証金取引業者では、預けたお金の10倍もの取引ができます。株での信用取引が約3倍なので、本当にとても大きな額です。たとえば、外国為替保証金取引業者に10万円預けていると、最大100万円の取引が出来ます。もちろん100万円まで取引できるからといって、100万円取引をするという人はいないと思います。私は100万円まで取引できるとすると、30万円ほどの取引をします。
100万円まで取引できるところを、仮に10万円までの取引にしたら、外貨預金と変わらないリスクでしょうか？
いえいえ、外貨預金よりリスクは少ないです。なぜかというと、外国為替保証金取引は24時間いつでも取引できるので、テロ・大地震などの天災による為替の大きな動きにも対応できます。
この勝負・・・外国為替保証金取引勝ち！！
ポイント
外国為替保証金取引では、は効率のいい資産運用ができます。取引の仕方によっては大きな利益がでる場合もありますが、逆に大きな損失がでる場合もあります。100万円の取引ができるといって、めいいっぱいの100万円の取引をすることはおすすめできません。なぜなら、持っているお金はその10分の1である10万円なのですから。なにごともほどほどです。心臓に負担をかけるようなお取引はおすすめできません。
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